FX自動売買を始めた人:
プログラムを動かす環境までは考えてなかったな。
家のPCを24時間動かすのはちょっと...
VPSサービスってのがあるみたいだけど…?
本記事では自動売買システムを開発している筆者が最適なプランをご提案します。
実際にVPSを契約して稼働しているので、信頼性は高いと思います!
VPSを上手く活用して、快適な自動売買ライフを手に入れましょう!
1.VPSでFX自動売買するメリット、デメリット
VPSとはWEB上で仮想PC環境を提供してくれるサービスです。
VPSを利用するメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
・24時間起動しっぱなしでOK
・電気代がかからない(=自宅で24時間稼働すると2000円くらい)
・災害時のリスクヘッジになる
デメリット
・月額費用がかかる(=最安プランが2000円くらい)
・自身のPCやスマホを経由しないと操作ができない
・リモートアクセス時に回線の影響を受ける

元々自宅PCで稼働させていましたが、これに気づいてからVPSに切り替えました。
2.MT4の動作に必要なスペック
基本的にメモリ2GB以下のプランで十分です。
迷う方は使用する自動売買システム(EA)の個数で決めると良いかと思います。
プランの選び方
・1個のEAを使う ⇒ 1GB or 1.5GB
・2~3個のEA を組み合わせて使う⇒ 2GB
・4個以上のEA⇒4GB
スペック不足の場合は後でプラン変更が可能です。
迷ったらとりあえず安いプランを選んでおけばOKです。
3.主要なVPS業者のコストを比較
以下で紹介するのはMT4の動作確認が取れていて、ユーザーも多い業者です。
数百円の違いはありますが、メモリ1Gのプランで2000円が相場と思っておけば大丈夫です。
サービス名称 | 月額(税込み)※ |
お名前.comデスクトップクラウド for MT4 ![]() |
2,145円(1.5Gプラン) 2,750円(2Gプラン) 4,730円(4Gプラン) 7,040円(8Gプラン) |
ConoHa for Windows Server ![]() |
2,530円(WIN1Gプラン) 4,070円(WIN2Gプラン) 7,040円(WIN4Gプラン) 12,100円(WIN8Gプラン) |
さくらのVPS for Windows Server | 1,870円(W1Gプラン) 2,970円(W2Gプラン) 5,060円(W4Gプラン) 9,240円(W8Gプラン) |
※必須環境 【基本料金+リモートデスクトップ(RDS) SAL】 のトータル金額
※通常時の料金を提示
価格とスペックのバランスが良く、良コスパです。
それ以外で選ぶなら価格の安いさくらの1Gプランにします。
以下では個別にサービスを掘り下げていきます。
お名前.comデスクトップクラウド for MT4【オススメ!】
2020年3月の料金改定で急速に勢力を拡大しています。
FX専用VPSと書いてますが、もちろん自動売買以外での使用も可能です。
お名前.comのプラン詳細
プラン | 月額(税込み) | メモリ | CPU | SSD |
1.5GB | 2,145円 | 1.5GB | 2コア | 60GB |
2GB | 2,750円 | 2GB | 3コア | 120GB |
4GB | 4,730円 | 4GB | 4コア | 150GB |
8GB | 7,040円 | 8GB | 8コア | 200GB |
※1ヶ月契約、通常時の料金を表示
お名前.comの特徴
・リモートデスクトップ込みの明朗な料金プラン
・主要な国内業者のMT4がプリインストール済み

多少重たいEAであっても問題なく動作します。

追記)現在、キャンペーンでさらに価格が下がっています。(月額1230円~)
新規申し込みであれば現状はお名前.com一択です。
✔人気のため個別記事を書きました
よければこちらも参考にして下さい!
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【スマホOK】お名前.com デスクトップクラウド for MT4を徹底解説【VPS】
続きを見る
「お名前.comデスクトップクラウドfor MT4」公式ページ
>>「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」への申し込み手順
ConoHa for Windows Server
お名前.comと同じGMOグループが提供しています。
サービス開始からの期間が長いため、安定重視でこちらを選ぶ方も多いです。
実際、記事に来られた方の大半が「conoha vps mt4」で検索しています。
ネームバリューはまだまだ お名前.com より上ということでしょう。
ConoHaのプラン詳細
プラン | 月額(税込み) | メモリ | CPU | SSD |
WIN1GB | 2,530円 | 1GB | 2コア | 50GB |
WIN2GB | 4,070円 | 2GB | 3コア | 50GB |
WIN4GB | 7,040円 | 4GB | 4コア | 50GB |
WIN8GB | 12,100円 | 8GB | 6コア | 50GB |
WIN16GB | 22,000円 | 16GB | 8コア | 50GB |
WIN32GB | 53,350円 | 32GB | 12コア | 50GB |
WIN64GB | 98,450円 | 64GB | 24コア | 50GB |
※月額はリモートデスクトップ(RDS) SAL(月額500円)を含んだ料金
ConoHaの特徴
・初心者でも扱いやすい設定画面
・時間単位、1日単位での料金請求


「ConoHa for Windows Server」公式ページ
>>「ConoHa for Windows Server」への申し込み手順
さくらのVPS for Windows Server
他2つに比べ価格が安いため、根強い人気があります。
以前は初期費用が掛かっていたようですが、現在は撤廃されています。
さくらのプラン詳細
プラン | 月額(税込み) | メモリ | CPU | SSD |
W1G | 1,870円 | 1GB | 2コア | 50GB |
W2G | 2,970円 | 2GB | 3コア | 100GB |
W4G | 5,060円 | 4GB | 4コア | 200GB |
W8G | 9,240円 | 8GB | 6コア | 400GB |
W16G | 16,720円 | 16GB | 8コア | 800GB |
W32G | 33,110円 | 32GB | 10コア | 1600GB |
※月額はリモートデスクトップ(RDS) SAL(月額700円)を含んだ料金
さくらの特徴
・業界最安レベルの利用料金
・設定画面は多少分かり辛い(PC中級者向け)

✔参考情報
公式からMT4の動作に関してアナウンスが出ています。
個人的にはW1Gプランでも十分使えると思います。
「さくらのVPS for Windows Server」公式ページ
>>「さくらのVPS for Windows Server」への申し込み手順
4.VPSの申し込み手順を画像解説
画像付きで紹介しているので、特に迷うことは無いかと思います。
クレジットカードがあると申し込みがスムーズです。
『お名前.comデスクトップクラウド for MT4』の申し込み
1.お名前.comデスクトップクラウド for MT4 を開く
2.「今すぐお申込み」をクリック
3.料金プランと期間を選択(メールアドレスの入力とパスワードの取得が必要)
4. クレカ情報を入力して「申し込む」をクリック
5.契約完了画面
6.有効化には電話認証が必要です。メールが届くので指示に従ってください。
7.この後1~2時間後に確認メールが2通届きます
① [お名前.com] デスクトップクラウド ご請求明細 初回お支払い分
② [お名前.com] デスクトップクラウド 設定完了
8.メールの案内からコントロールパネルにログインしてリモートデスクトップの準備をします。
9.「RDPファイル」をダウンロードして起動するとパスワードを求められるので赤枠の文字列を入力。
10.認証が通ればリモートデスクトップ画面が開きます。
11.「Desktop Cloud MT4 Installer」を起動すると各証券会社のMT4をインストールすることができます。
12.以上で準備は完了です。お疲れさまでした。
『ConoHa for Windows Server』の申し込み
1.ConoHa for Windows Serverを開く
2.クーポンページから申し込むと割引があります。
3.「初めての方」からログイン情報を入力して下さい。
4.お支払にはSNS認証とクレカ情報の入力が必要です。
5.最後にプランとAdministratorパスワードを入力して「追加」をクリックして完了です。
注意)ここでリモートデスクトップも追加すること(合計で2300円)
6.契約後にリモートデスクトップの設定とMT4のダウンロードを行います。
7.以上で準備は完了です。お疲れさまでした。
『さくらのVPS for Windows Server』の申し込み
1.さくらのVPS for Windows Serverを開く
2.リンクからサイトにアクセスして「W1Gプラン」の「2週間無料でお試し」をクリック
3.「新規会員登録へ進む」をクリック
4.メールアドレスを入力して「「個人情報の取扱いについて」に同意します。」にチェックして「会員登録のご案内メールを送信」をクリック
5.メールで届いた「認証コード」を入力して「次へ進む」をクリック
6.会員情報を入力して「確認画面へ進む」をクリック
7.申込内容に問題が無ければ「会員登録をする」をクリック
8.電話認証を行った後、支払い方法の選択になります。
9.契約後にリモートデスクトップの設定とMT4のダウンロードを行います。
10.以上で準備は完了です。お疲れさまでした。
5.VPSを”無駄なく使い尽くす”コツ
使用するEA次第ではメモリ1Gですら過剰スペックになることもあり得ます。
何となく勿体ない気がしている方も多いでしょう。

月額2000円程度の利用料は全く気にならなくなりますよ。
外部ストレージとして活用
データのバックアップ用にクラウドや外付けHDを利用している方も多いかと思います。
当然VPSでも同じことが可能で、最安プランでも50GBあります。

PCを買い替える際にも環境を変える必要が無いので便利です。
副業用のツールとして活用
VPSの強みは「24時間稼働させられること」です。
自動化と相性が非常に良いので定期配信するサービスと組み合わせてみましょう。
✔ ブログ、SNS、メルマガ運営
ブログやSNS、メルマガの投稿を自動化することで、運営コストを削減できます。
不定期な情報は受け取り手にもストレスを与えるので、Win-Winです。
↓副業ブログの開設方法はこちらで解説しています。
>>参考:『サラリーマン投資家と学ぶ副業ブログの作り方(所要時間10分)』
↓SNSの活用方法はNOTE参照(一部有料)
>>参考:『実績ゼロから「フォロワー100人の壁」を突破する方法【SNS集客】』
✔ YouTubeライブ配信
トレードの様子を配信することは、あなたのトレーダーとしての実績の証明になります。
VPSを利用して24時間配信している方も居るようです。
メモリを常時1G程度使用するため、最安プランだと厳しいかもしれません。


6.まとめ
本記事ではMT4が使えるオススメVPSとして、以下の3社を紹介しました。
今後他社も料金プランを見直す可能性はありますが、現状はこの中から選べば問題ありません。

以上、参考になれば幸いです。